旅行の日程の決め方|盛り上がったきり止まる調整を動かす4手順
旅行の計画、グループLINEで盛り上がったきり止まっていませんか?
「行きたい!」の熱量は本物なのに、日程の話になると誰も答えてくれなくなってしまいます。飲み会ならすんなり決まるメンバーでもです。
今回は、日程が決まらずに止まっている人に向けて、旅行の日を確定させる進め方をご紹介します。
なぜ旅行の日程決めは失敗するのか
原因1: 範囲が広すぎて、答える側の負荷が重い
「夏のどこかで行こう」と言われた側は、7月から9月までの予定を全部思い出して答えることになります。仕事のヤマ、帰省、他の約束。
突き合わせるのが面倒なので、「あとでちゃんと考えて返す」になります。
そして、あとは来ません。
飲み会なら「来週か再来週の夜」で済むところが、旅行は探索範囲が2〜3ヶ月分あります。
原因2: 「宿を見てから決めたい」のデッドロック
旅行だけの厄介さがこれです。日程が決まらないと宿を探せませんが、いい宿の空きを見てから日程を決めたくもあります。両方がお互いを待ち合って止まります。
誰かが「その週末なら安い宿あったよ」と調べてくれるのを全員が待っている状態、心当たりありませんか。
原因3: 言い出しっぺが疲れて、リマインドが止まる
飲み会なら1回催促すれば決まります。旅行は調整の期間が長いぶん、「ねえ、いつにする?」を何週間も言い続けることになります。
言い出した人が自動的に幹事扱いされて、催促のたびに自分だけ乗り気みたいで気まずくなります。
リマインドが止まった時点で、計画も止まります。旅行の計画って、誰かが反対して消えるわけじゃないんですよね。全員が黙ったまま、なんとなく消えていきます。
失敗しない旅行の日程の決め方【4手順】
ここまでの原因は、手順を変えるだけで潰せます。
手順①: 先に「月」と「泊数」だけ合意する
具体的な日付はまだ出しません。最初に決めるのは2つだけ。
- 月: 「8月と9月、どっちがいい?」
- 泊数: 「1泊2日でいい? 2泊いける?」
二択なら読んだ瞬間に答えられるので、返事が返ってきます。ここで「8月・1泊2日」まで固まれば、探す範囲が2〜3ヶ月分から週末4〜5個分に縮まります。
手順②: 候補日を4個以上に絞って提示する
月が決まったら、幹事が候補日を選んで出欠表にします。数の目安は4個以上です。
- 3個以下: 3個とも都合が悪い人が出ます。✖️を並べるのが気まずくて、回答そのものをやめてしまいます
- 10個以上: 答える側の手間が膨らんで、手順①で範囲を絞った意味がなくなります
1泊2日なら「土日ペア」を1組として、8月の週末を4組並べるのが作りやすいです。ディットで回答が集まった旅行の出欠表は候補日が平均で約9個なので、ちょうどこのあたりです。
出欠表の貼り方にもコツがあります。詳しくはLINEでの日程調整のやり方にまとめました。
手順③: 回答期限を切る。曜日は気にしなくていい
期限のない出欠表は、「あとで見る」と思われたまま放置されます。期限は3〜4日後。「今週日曜の夜まで」のように曜日で切ると伝わりやすいです。
送る曜日は、実測を見るかぎり気にしなくて大丈夫です。平日に作った出欠表も土日に作った出欠表も、最初の反応の早さはほとんど変わりません。
水曜だろうと土曜だろうと、返す人はちゃんと返してくれます。
つまり、作ったらそのまま共有してしまうのが得だということです。作成と共有の間を空けるほど、この最初の1時間を無駄にします。
期限の前日になっても答えない人には、個別に「⭕️🤔✖️どれかだけでも入れて」と送ります。1対1は無視されにくく、全体に流すより角も立ちません。
手順④: 決まったら24時間以内に宿を押さえる
日程が確定した瞬間が、旅行の熱がいちばん高いところです。ここで止まると、原因2の待ち合いに逆戻りします。
24時間以内にキャンセル無料の宿を仮押さえして、グループに「宿おさえた!」と報告してください。これで計画が後戻りしません。
宿をじっくり選びたい場合も、順番は「仮押さえしてから比較」です。直前まで無料のプランも多いので、第1候補日が全滅なら第2候補日に切り替えます。
候補日を4個以上出しておく理由はここにもあります。日程の予備があれば、宿の空き状況に振り回されません。
コピペ用: 旅行の日程決めセット
そのままLINEに貼れる文例です。イベント名と日付だけ差し替えてください。
【沖縄旅行の日程きめ】
・8月で2泊3日にします!
・候補日は 8/8〜10、8/15〜17、8/22〜24、8/29〜31 の4つ
・この表に⭕️🤔✖️をつけてください →(出欠表のURL)
・締切は今週日曜の夜まで。決まり次第すぐ宿おさえます!
幹事側の段取りはこちらのチェックリストで。
- 【最初に】「月」と「泊数」を二択でグループに投げて合意する
- 【候補出し】週末ペアで候補日を4個以上に絞る
- 【送信】曜日は気にせず、候補日が決まったらすぐ期限つきで出欠表のURLを送る
- 【期限前日】未回答の人にだけ個別リマインド
- 【確定】24時間以内にキャンセル無料の宿を仮押さえ→報告
- 【旅行後】立て替えをまとめて精算
日程が決まったあと: 精算までやって幹事は終わり
旅行は立て替えの回数が多いイベントです。宿代、レンタカー、初日の夜ごはんと支払う人が毎回変わるので、帰るころには「だれがいくら出したんだっけ?」になります。
Walicaの実測データでは、割り勘の記録に残った旅行の半数が1人33,467円以下でした。金額は下のグラフの通り、人数が少ない旅行ほど1人あたりが大きくなります。
回数の見当をつけておくと、放置したときの面倒さが分かります。同じデータでは、立て替えの記録は2〜3人の旅行で半数が11件以下、10人以上だと16件でした。
帰ってきてから記憶で思い出せる件数ではありません。
しかも立て替えが2人以上に分かれた旅行でも、いちばん多く払った人が総額の約56%を出しています。件数は散っても、金額はひとりに寄りがちです。
旅行ほど重くない夏の幹事仕事は、BBQ幹事のやることリストに時系列でまとめてあります。段取りの考え方は旅行と同じです。
よくある質問
Q. 候補日はいくつ出せばいい?
目安は4個以上です。候補が3個以下だと、どの日も都合がつかない人が出ます。✖️ばかり並べるのが気まずくて、回答自体をやめてしまいます。
1泊2日なら「土日ペア」を1組として、4週分の週末を並べるのが作りやすいです。
Q. 日程と宿、どちらを先に決めるべき?
日程が先です。「いい宿を見てから日程を決めたい」と考えると、日程と宿がお互いを待ち合って両方止まります。
日程を確定したら24時間以内にキャンセル無料の宿を仮押さえする、と順番を固定してください。宿が取れなければ第2候補日に切り替えます。
Q. 出欠表を送ったのに回答が集まらないときは?
期限の前日に、未回答の人へ個別に声をかけるのが確実です。グループ全体への再送は流れやすいので、1対1で「⭕️🤔✖️どれかだけでも入れて」と頼みましょう。
送る曜日はどれでも構いません。次回からは、作った直後に回答期限を書いておくと、この催促自体が減ります。
出欠表ツールの選び方から知りたい場合は日程調整ツールのおすすめ比較もどうぞ。